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2023.09.11

風力発電で日本国内最大手!ユーラスエナジーホールディングス【豊田通商グループ】須藤心平総経理に話を聞く

ユーラスエナジーホールディングス

――最初にご経歴をお聞かせいただけますか?またなぜユーラスエナジー社に入社したのですか?
1982年東京都生まれ、幼少期に父親の留学に伴い6年間米国シカゴ近郊で過ごしました。 また、大学生のときに中国語の習得と就職のヒントを得るために、中国上海に1年間留学しました。留学中の様々な出会いの中から再エネに興味を持ち、当社への入社に至りました。

入社当初は東京本社でアジア大洋州における新規市場の開拓に従事、その後、拠点と複数プロジェクトの立ち上げのために北海道に4年間赴任しました。 帰京後は台湾への新規参入を目指し何度も当地を訪問、2021年に台湾南部にある太陽光発電所への投資実行を機に、私自身も赴任して参りました。
(Eurus Energy官網 https://www.eurus-energy.com/

――台湾でのビジネス展開について教えてください。
現在複数の風力発電所の開発を進めている他、発電ビジネスのみならず、蓄電池を始めとしたエネルギー貯蔵ビジネスへの参入も検討しております。 再エネ由来電気の使用について世界的に機運が高まっている中、台湾でも近年再エネ導入政策が盛んに打ち出されています。 持続可能な国産エネルギーを普及させることで、台湾の自給率向上の一躍を担えることにやり甲斐を感じています。

――事業の課題はございますか?
台湾の再エネ市場は他に比べて成熟化が早く、政策変更が頻繁に発生するため、常に動向を注視し先手を打たないと投資機会を失ってしまう。決裁スピードの速い地場や欧米の企業と対抗するには、高い柔軟性と戦略性が求められること。

また、地場パートナーとの協調にあたり、いかに台湾の文化や商慣習を理解し、会社や個人として信頼を勝ち取れるかが課題として挙げられます。

――最後に、今後の意気込みや目標を教えて下さい
基幹ビジネスで経営の土台をしっかり構築した上で、台湾ならではの新しいことにチャレンジし、その結果、地域の発展と環境保全に貢献できることを目指しております。 また、当地でご縁あった方々との親交を深め、会社、社員と自身の気づきを啓発していきたいです。

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